インターネット創世記のころは、企業が自社サイトをもつ必要性をあまり感じていない人が多かったのですが、今になってみれば、自社サイトが無いほうが珍しくなってきたような感じがします。
なぜそう感じるかというと、私自身が創世記に営業マンとして、自社サイトの必要性を説いてきたからです。

そこで、なぜ企業サイトを作る必要があるのか、5つの理由を説明いたします。

 

その1:広告宣伝効果

何らかの事業を行っているのであれば、どのような業種でどんなエリアでビジネスを行っているか、知ってもらったほうがよいのではないでしょうか。
たとえば私が風邪をひいていて、病院に行こうと思っています。
ほとんどの人がスマホかパソコンで、近所の病院を検索するでしょう。
そして、その病院の診療時間と休診日を確認し、何科がメインで見てもらえるのか、先生はどんな感じの人か、車で行ったら駐車場はあるのか、など人それぞれ必要な情報を探します。
重要なのは、Webサイトがなければ見つけてもらえません。
手元に電話帳があれば便利ですが、いつも持ち歩いていませんし、最近公衆電話と同様に、電話帳自体を見かけません。
探すことができないので、最初から選択肢に入らないのです。
せめて1ページ・文字だけでもいいので選択肢の中に入ることが重要です。

 

その2:カタログ パンフレット効果

自社サイトに業務案内や製品紹介を掲載し、検索経由で見に来た人の興味に触れる商品やサービスがあれば、新たなビジネスに結び付く可能性が発生します。
つまり、営業マンの機能を自社サイトは行ってくれるのです。
日々情報も更新されますし、更新される情報こそ知りたい情報だったりするのです。
アクセス解析を行えば、どのページ(サービス・商品)がアクセスされているかは、データで確認できます。
仮に印刷ミスなどがあれば、すり直し、もしくはシール修正が必要になりますが、Webサイトの場合は、リアルタイムで修正可能です。
印刷会社に在籍していた私が言うのですから間違いありません。
パンフレットの発注は減りましたが、Webサイトの発注は増えました。
豪華なカタログを作るなら、的確な情報発信が行える自社サイトをつくったほうがお客様は喜んでいただけるでしょう。

 

その3:物販サイトとして

一言でいえば、ソニーがソニーストアを運営する理由を分析すれば理解できます。
当然ながら、物販サイトとしての機能に魅力を感じる方は多いのですが、自社サイトで物販サイトを作っても、そこで売れるしくみを作らずに、楽天やアマゾンで手ごろな価格で買っていただけるようにしたほうが、よりエンドユーザーさんは喜んでいただけます。
そこで自社による物販サイトを作る理由は、オフィシャルゆえの定価表示と商品を知り尽くしたプロによる説明を掲載することで、

①AA-001(仮の品番)という商品が気になる
②AA-001 がどんな商品かを調べる(自社サイトと自社物販サイトによる説明)
③この商品を買うことに決めたので、どこで買うか調べる
④最も安いORポイントがたまるOR送料負担分OR他社にないおまけなどの購買理由を選択

このように、今のネットユーザーはどこで買えば安く買えるか、送料込みの販売価格で検索したり、某フィギュアで有名なメーカーの自社物販サイトでは、限定モデルや限定カラー、オリジナルのおまけを限定でプレゼントする場合は、自社物販サイトを選び、それ以外はアマゾンや楽天などのすでに会員になっていてポイントがたまるかどうかを確認してから決済に移行するのが当たり前です。

もしくは、どこよりも早く入手できるという特典はアピール性が高いです。
したがって、自社物販サイトの役割としては、

①詳しい商品説明(カタログ機能)
②いったい定価はいくらなのかを明確に表示
③安く買えるサイトへの誘導
④オリジナルの特典
⑤どこよりも早く買える

などの理にかなった魅力を訴えることで、自社物販サイトの必要性が増します。

 

その4:ランディング型

美容院を経営しているケースで例えます。
まず顧客への情報配信やアフターケアにサイトを活用することで、これからお客様になるかどうかネットで選んでいる状況の見込み客へのアピールができます。
ネットをみることで最終的にお客様になっていただく心理的・行動的導線を描きます。
それにより、サイト訪問者から見込み客を洗い出し、顧客化、リピーター、優良顧客を生み出します。
最終目的を設定し、サイト経由で目的達成(ランディング)を数値化ができます。
たとえば

①サイト訪問者数
②資料請求数
③無料説明会参加数
④サイトを見て来店した人の数
⑤サイトを見て来店した人の中でリピーターになった人の数
⑥サイトを見て来店した人の中でリピーターの中から優良顧客になった人の数

これらの数値を把握するのみでなく、ある程度コントロールすることも可能になります。
・スプリングフェスタによる資料請求者の中から○○名に無料トライアルをプレゼント
・毎月○○日はネット限定来店時に○○をサービス
・ポイントカードが○○点になったらプラチナカードへ移行(プレミアムサービス)
これらの販売促進施策をミックスすることにより、ランディングの精度を調整することができます。

 

その5:プロショップとしての専門性をアピール

他社にない技術やサービスを誇る場合、ネット上で文章・画像・動画などを駆使してどこがどうすごいのか、他社との差別化への決定打をアピールすることができます。
飲食店の場合、どこにも真似ができない調理法をアピールすることにより、来店促進もしくは、通販購買へ誘導ができます。
専門技術がアピールポイントの企業であれば、他社にない技術により、どんなことができるのか、その技術で○○で有名な○○が作られたなど、事例を見てもらうことで、依頼する際の選択肢の上位に組み入れてもらうことにつながります。
ショールームもしくは、プロショップとしての機能を重視することで既存のカタログやパンフレットではできなかった動画による表現も取り入れつつ、お客様相談室機能を併せ持つことで、導入機会をのがさず、リピーター育成にもつながります。

すでに自社サイトを運営していて

・足りない要素
・見てもらっているかどうか
・見た人が満足してもらえているか
・ランディングが設定されているか
・認知に貢献しているか
・売上に貢献しているか
・お客様満足度に貢献しているか

これらの要素を洗い出すことで、何が足りなくて何を足す必要があるか、少しずつ見えてくるでしょう。